当院では、患者様の治療をおこなっていくにあたり、初めに下記の“資料採り”を行わせていただいております。資料採りには、それぞれに目的がございますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
1.お口全体のレントゲン撮影(1枚)
目的:治療計画を立てるために、お口の中全体のレントゲンを撮ります。(パノラマX線写真)
2.部分的なレントゲン撮影(1~10枚)※必要となる部位について撮影
目的:治療計画を立てるために、全体のレントゲンでは見えにくい、より詳細な状態を把握するために、部分的なレントゲンを撮ります。(デンタルX線写真)
3.顔貌写真撮影(3枚)、口腔内写真撮影(5枚:上・下・左・右・正面)
目的:かみ合わせの状態、歯のバランス、骨格の確認を行うために、デジタルカメラでそれぞれ撮影をいたします。
4.歯式(歯の数や、歯の状態を現した表:1本1本について確認していきます)
目的:歯の本数の把握、虫歯の有無、詰め物や被せ物の下の虫歯の有無と不適合状態を確認するものです。
5.歯周ポケット測定検査(EPP)
目的:歯周病、歯肉炎、根分岐部病変の状態を把握するために歯周ポケットの深さを検査いたします。
※根分岐部病変:1本の歯でも複数の根をもつ歯があります。その根と、根の分かれる場所を分岐部と呼び、その箇所に特異にできる歯周病のことを根分岐部病変といいます。
■上記以外に、必要と判断した患者様につきましては、CT撮影や模型づくり用の型どりを行います。